さて、次は8月22日から25日に開催されたHPAIRについて。
この会議も
ホームページを見てください(超手抜き)。簡単に説明すると、ハーバードの学生団体が主体となり、アジア各国で毎年開催している会議で、そこで世界中の学生が集まってアジアの諸問題について議論をする。今年は初めて日本で開催することになっていて、会場は六本木ヒルズと東大。
この会議はNALDSが終わった二日後に始まったので、オレは体調が万全とは程遠い状態で望むことになった。。。でもオレの知っている人がたくさん参加することを知っていたので、彼らと会うことが結構楽しみだった。
初日のOpening Ceremonyに行ってみたところ、まず最初の印象が「規模でかっ」。。。参加者総勢700人、国の数でいうと50以上。。。NALDSとは比べ物にならなかったです。
実際の会議内容ですが、700人ほどいるDelegateが6つのWorkshop(分科会)に分かれ、各Workshopでレクチャーを聞いたり、ディスカッションをしたり、フィールドワークを行うことになっていた。オレはSecurityのWorkshopに所属していて、そこでは主にアジアにおける安全保障問題や歴史認識問題が議題となっていた。
最初の二日間は六本木ヒルズの会場で、有名な学者や国際機関関係者がレクチャー形式でお話をし、その後Q&Aを行うという2時間ほどのセッションの繰り返し。オレはもっとディスカッション中心の会議を想定していたのでちょっとがっかりした。。。でも藤原帰一さんとかASEANの事務局長などかなり偉大な方々のお話を聞くことができて、素晴らしい機会に恵まれた。オレは疲れすぎていて、寝まくっていたのでちょっと後悔してます。。。
後半の二日間は会場を東大に移して行われた。ただ三日目はWorkshopごとにフィールドトリップに行って、Workshopごとのテーマに即した組織や場所を訪れていろんな活動を行うことになっていた。オレはJICA本部に行って人間の安全保障について学んできた。フィールドトリップの後半は東大で行われ、原爆の被爆者の体験談を聞くことができた。すごく楽しみにしていたのですがこの日から風邪が発祥してしまい、ずっと寝てた。。。
四日目はWorkshopの中でCrisis Gameといわれるものが行われた。MichiganのPolitical Scienceの授業でやったようなくだらないシミュレーションゲームです。今回は北朝鮮が核技術を台湾に提供したCrisisを想定して、そのCrisisを解決することが課題とされた。Workshopの全メンバーをいろんな国やアクターのグループに分けて各アクターが交渉を通じて問題に取り組むことになっていた。全体を総括すると、Michiganでの授業と違って、学生の質が明らかに高いので結構楽しめた。
あとこの日、Workshopのセッションの合間に安田講堂で行われたパネルディスカッションでは、なんとあの雅子さまが見学に来ていた!!!この日は雅子さまを見れただけで満足しました♪でも一言も発さずに、パネルが終了した後に手を振って出て行ってしまった。。。
最後はGala Dinner。全日空ホテルでDelegate全員が参加してディナーを食うことに。ここで新たにいろんな友達ができてちょっと満足。Dinner後の打ち上げは風邪引いてたし、二日後にNYに飛ぶ予定だったのでパスした。六本木のクラブ初挑戦する機会だったのに。。。ちょっと残念。
以下軽く感想:
・かなり高学歴の学生が集まっていた。実際オレが仲良くなった人たちはHarvardとDartmouthの学生。やばいです。。。この会議でできたネットワークはぜひとも大事にしていきたい。
・Yaleの学生と激論を交わすという機会に恵まれた。もちろんマンツーじゃないですが。。。最終日に仲良くなったみんなと一緒にいたときに、日中の歴史認識問題とか戦争問題のテーマに基づいて議論が沸き起こった。これはさすがに日本人として意見表明しないわけにはいかないだろ、と思って調子こいてみた。実際楽しかったけど、もっと勉強しなきゃな、と思った。実際Michiganから帰ってきてから一切机に向かっていないから、今後の勉強に対するモチベーションがあがった。
・ケイスケと再会することができた。彼はいろいろな事情によりHPAIRは一部しか参加できなかったけど、一度彼とノブと一緒に上野まで飲みに行った。結構盛り上がって楽しかった。次回はオレが福岡に行かないとなー。
・疲労と風邪により会議を思う存分楽しめなかった感がある。もっと元気だったら六本木のNight Lifeにもっと関われてたのになー。ま、健康第一だ。どんまい。